用語について

そもそも、この言葉ってどういう意味?どういうこと?
そんな特殊車両通行許可についての基本的な用語や制度をまとめました。



Q1 車両総重量とは何ですか?

車両総重量とは、車両本体の重量に乗車している人や積載している貨物の重量をすべて含めた、車両全体の重量のことをいいます。


Q2 軸重とは何ですか?

軸重とは、車両の1本の車軸にかかる重量のことをいい、車軸とは左右の車輪をつないでいる軸(シャフト)のことをいいます。 (詳しくはこちら)


Q3 輪荷重とは何ですか?

輪荷重とは、車両の1つの車輪にかかる重量のことをいいます。
車両の重量は、車輪を通じて道路に伝わるため、1つの車輪にかかる重量が大きすぎると、道路舗装や橋梁などに大きな負担がかかることになります。(詳しくはこちら)


Q4 隣接軸重とは何ですか?

隣接軸重とは、隣り合う2つの車軸にかかる重量の合計のことをいいます。
大型トラックやトレーラーなどでは、複数の車軸が近い位置に配置されていることが多く、隣り合う車軸にかかる重量の合計が大きくなると、道路や橋梁に与える影響が大きくなります。(詳しくはこちら)


Q5 最小回転半径とは何ですか?

最小回転半径とは、車両がハンドルを最大まで切って低速で曲がったときに描く円の半径のことをいいます。
車両は道路上で交差点を曲がったり、方向転換をしたりする際に一定のスペースが必要になるため、車両の旋回性能を確保するために、法令では最小回転半径の基準が定められています。(詳しくはこちら)


Q6 重さ指定道路とは何ですか?

重さ指定道路とは、高速自動車国道や、道路管理者が道路の構造の保全や交通の危険防止に支障がないと認めて指定した道路で、条件に応じて車両総重量の上限が最大25トンまで認められる道路のことです。
ただし、重さ指定道路であっても車両の幅・長さ・高さなどが一般的制限値を超える場合には、特殊車両通行許可が必要になります。


Q7 高さ指定道路とは何ですか?

高さ指定道路とは、道路管理者が道路の構造の保全や交通の安全に支障がないと認めて指定した道路で、車両の高さの上限が4.1メートルまで認められている道路のことです。
ただし、重さ指定道路であっても、車両の幅・長さ・高さなどが一般的制限値を超える場合には、特殊車両通行許可が必要になります。


Q8 長さの特例とは何ですか?

長さの特例とは、高速自動車国道を通行する場合に、トレーラーの長さの上限が一般的制限値よりも緩和される制度のことです。
通常、車両の長さの一般的制限値は12メートルですが、高速自動車国道を通行する場合にはセミトレーラ連結車で16.5メートル、フルトレーラ連結車で18.0メートルの長さまで認められています。
ただし、これらの長さを超える車両が通行する場合には、通行可能経路の確認または特殊車両通行許可が必要になります。


Q9 総重量の特例とは何ですか?

特例5車種(バン型、タンク型、幌枠型、コンテナ用、自動車運搬用)のセミトレーラ連結車については、総重量に関して特例が設けられていて、通行する道路の種類および最遠軸距に応じて、通常の一般的制限値とは異なる総重量の上限が定められています。
ただし、これらの制限値を超える場合には、通行可能経路の確認または特殊車両通行許可が必要になります。
なお、この特例は、あおり型、スタンション型、船底型の追加3車種には総重量の特例は適用されません。


Q10 特殊車両通行許可不要区間とは何ですか?

特殊車両通行許可不要区間とは、一定の条件を満たす国際海上コンテナ車(40フィート背高コンテナ車)について、特殊車両通行許可を取得しなくても通行できる区間のことです。
この区間は、重要物流道路のうち、道路管理者が道路構造などの観点から支障がないと認めて指定した道路に限られます。
このような区間では、車両の制限値が引き上げられているため、一定の条件を満たす車両については、通行可能経路の確認や特殊車両通行許可が不要となります。


Q11 重要物流道路とは何ですか?

重要物流道路とは、平常時および災害時に安定した物流を確保するため、国土交通大臣が指定する重要な道路輸送ネットワークのことです。
指定された道路については、機能強化や重点支援が行われます。


Q12 大型車誘導区間とは何ですか?

大型車誘導区間とは、道路の老朽化対策として大型車両を望ましい経路へ誘導するために指定された道路のことです。
主に高速道路や直轄国道の一部を除く区間、主要港湾・空港・鉄道貨物駅を結ぶ道路などが指定されています。

Q13 車種とは何ですか?

車種とは、特殊車両通行許可において車両の構造や形状による分類のことをいいます。
例えば、トラック、トレーラ、セミトレーラ、ポールトレーラなどがあり、車種が異なる場合は、同一の申請としてまとめることはできません。


Q14 新規開発車両とは何ですか?

新規開発車両とは、一般的制限値(車両制限令)を超える前提で新たに設計・製作される車両のことをいい,対象となるのは、単車・セミトレーラ連結車・フルトレーラ連結車に限られます。
設計段階で国土交通省に届出を行い、基準に適合していると認められると、適合証明書が交付される仕組みとなっています。
例えば、移動式クレーンなどの建設機械は、構造上大型・重量となるため、新規開発車両として扱われることがあります。


Q15 新規格車とは何ですか?

新規格車とは、総重量の一般的制限値について、最遠軸距や車両の長さに応じて緩和措置が認められている車両で、それ以外の寸法や軸重などの制限値は、一般的制限値と同じです。
新規格車は、高速自動車国道や重さ指定道路においては自由に通行することができますが、それ以外の道路を通行する場合で一般的制限値を超えるときは、特殊車両として扱われ、通行可能経路の確認または通行許可が必要となります。
また、積載する貨物は分割可能なものでも認められており、識別のため車両前面に表示(20t超のワッペン)を行う必要があります。


Q16 軸数とは何ですか?

軸数とは、車両に取り付けられている車軸(タイヤの付いた軸)の本数をいいます。
例えば、前後に1軸ずつあるトラックは2軸車で、前輪が1軸、後輪が2軸ある場合は3軸車となります。
軸数は、総重量や軸重の基準に大きく関係する重要な要素です。


Q17 輪数とは何ですか?

輪数とは、車両に取り付けられているタイヤの本数をいいます。
なお、特殊車両通行許可における輪数は、数え方に注意が必要です。
シングルタイヤ・ダブルタイヤはいずれも片側で1輪として扱い、両側にダブルタイヤがある場合は2輪として扱います。
そのため、1軸あたりでは、シングルまたはダブルタイヤの場合は2輪、両側ダブルタイヤの場合は4輪として数えます。


Q18 最遠軸距とは何ですか?

最遠軸距とは、車両の最前軸と最後軸の間の距離をいいます。
この距離は、総重量の基準や新規格車の判定などに関係する重要な要素です。
一般的に、最遠軸距が長いほど、認められる総重量が大きくなる傾向があります。


Q19 隣接軸距とは何ですか?

隣接軸距とは、隣り合う車軸同士の間の距離をいいます。
この距離は、軸重の制限や車両の通行可否の判断に関係する重要な要素です。
特に、隣接軸距の長さによって、認められる軸重の基準が変わる場合があります。


Q20 単車と連結車とは何ですか?

単車とは、他の車両と連結されておらず、自走できる車両をいいます。
(例:トラック、建設機械など)
一方、連結車とは、けん引車(トラクタ)と被けん引車(トレーラ)を連結した状態の車両をいいます。
(例:セミトレーラ、フルトレーラなど)